染色技法
染色試験 | お客様のご希望の色を出すために、まずは少量の布(10g)で染色試験を行います。素材によって染料の種類が異なるため、染料の種類や量をあらかじめ検討しておく必要があります。さらにコンピュータカラーマッチングシステム(CCM)を利用して、調色作業をより迅速・的確に行っています。試験を終えた生地は、お客様のもとへお送りして色の確認をしていただきます。その後、納得のいく色が出るまでデータの修正と染色試験を繰り返します。染色加工は、この染色試験を経て、反染め・製品染などの本番染めへ移行します。 |
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反染め | 染色試験で作られたデータをもとに、生地の重量から染料や薬剤の量を専用ソフトで計算し、染色条件(温度・染色時間)をデータ化します。染色機は高圧染色機、常圧染色機、製品染用染色機があり、素材や重量、目的によって使い分けています。 |
製品染め | シャツやワンピースなど、製品の形になった後に染める『製品染』も承ります。染色機で一度に染色したり、手染めで一枚ずつグラデーション染めに加工するなど、染色方法は様々です。サンプルの製作や、量産加工もご相談ください。 製品染め事例 GALLERY |
特殊加工
ナノ加工 | 土田産業が独自開発した『ナノ加工』は生地に伸縮性を与え、この特性が生地のしなやかさとなって感じられます。そのため、コットン100%の生地もまるでカシミアのようなしっとりとした柔らかな肌触りに仕上がります。 |
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ベローナ加工 | コットン100%の天然素材の生地に、イタリアから取り寄せた専用機械で起毛をかけて、ウールやカシミアのような重厚感のある柔らかでなめらかな風合い・高級感に仕上げます。さらに防縮加工が施してあるため、洗濯しても縮みにくく、毛玉になりにくい特性があります。肌の弱い方にも安心してお使いいただけます。 |